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森鴎外
 
「舞姫」
 

「足ることを知ることこそが、幸福である。」

 

 

 ざっくりとしたあらすじは、日本人のエリートと、ドイツで出会った美しい踊り子との恋愛を描いた作品です。

 作者の森鴎外自身、ドイツに留学していた経験があり、そこでの体験を生かして書かれたのだとか。そう思うと興味深いものがありますね。小説内の描写も確かにリアルですし、体験・経験があるからこそ書けたのかなぁと思いました。

 内容も面白かったです。二人の恋はどうなるのか、というところを自然と追う形になるのですが、エリートだった主人公が踊り子に心奪われ、仕事を無くしたりだとか、嫌な噂話を立てられたりとか、ハラハラする展開もあって、飽きずに読めました。すごく個人的に、主人公の友人キャラがこの作品で一番好きだったりします。主人公はあまり好きにはなれませんでした…。

 最終的には仕事と恋人、どっちを選ぶ?という展開になり、そこもまた、どうするんだ、主人公…?となります。展開が気になるつくりになっているので、最後まで苦なく読み切れると思います。

 

 

 

例として集英社文庫のものを載せています→

こちらは限定カバーの画像になります

 

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