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とある乱読者の読書日誌
エドガー・アラン・ポー
「黒猫」
「我々が見、あるいは見ていると思う全てのものが、夢の又夢であるに過ぎない」
『黒猫』は、1843年に発表された短編小説。酒乱によって可愛がっていた黒猫を殺した男が、それとそっくりな猫によって次第に追い詰められていく様を描いた恐怖小説。ポーの代表的な短編の一つです。
短編なので文章自体は長くないのでさらりと読めます。内容的には、さらりと読みづらいかもしれませんが…。実際にはあり得ないのでしょうけれど、でも現実に起こりそうだなぁと思いました。背筋がぞくぞ
くするお話です。
ポーの名をもじってペンネームとした、江戸川乱歩の解説付きの本もあるようで、是非その解説も読みたいなと思いました。訳自体も、色々な人が行っていて(平塚らいてうの訳の分もあるそうで…)、そちらのバージョンも読んでみたいですね。
ポーは推理小説というジャンルそのものを作り出した人物と言われています。彼の書いた『モルグ街の殺人』という題の短編小説が、史上初の推理小説なのだとか。まだ読んだことがないので近々読みたいなと思ってます。
例として新潮文庫のバージョンを載せています→
短編集なので、『黒猫」以外の作品も読めるのでオススメです。クリックするとAmazon公式HPにジャンプします
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