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アガサ・クリスティ

 

「オリエント急行の殺人」

 

 「もし事実と理論が合っていないとしたら、捨てるのは理論の方ね。」

 

 

 クリスティが1934年に発表した長編推理小説。エルキュール・ポワロシリーズとしては8作目にあたります。エルキュール・ポワロとは、クリティが作りだした小説上の人物で、名探偵です。

 『オリエント急行の殺人』の、ざっくりとしたあらすじは以下のようなものです。

 中東での仕事を終えたポワロは、オリエント急行に乗りヨーロッパへの帰途につく。そこには、様々な職業、国の出身者が乗り合わせていた。その列車内で殺人事件が起こる。被害者は、かつてひとりの少女を誘拐し殺害した犯人だった。ポワロは友人と、偶然乗り合わせた医師との三人で事情聴取を行うが、乗客たちのアリバイは互いに補完されており、誰も容疑者に該当しない…。

 

 様々にメディア展開もしている作品ですが、やはり小説で読むのが一番いいなと思います。できればクリスティの書いた原文のまま読めたらいいのですが…如何せん、外国語は読めないので…。映像のような迫力とは違いますが、文章の形で読んでも十分にスリリングで、現代のようにミステリというジャンルが当たり前にはない時代にこんな作品が書けるなんて本当にすごいなと思いました。ポワロが、苦労しつつも最後には謎を解き明かす、その手腕には驚かされました。普通の人は思いつかないような発想とか着目点が沢山あったように思います。

 ポワロシリーズは他にも数多くありますし、クリスティの作品も数多ありますので、それらも是非読んでみたいなと思いました。

 

 

例としてハヤカワ文庫の画像を載せています→

 

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